宝塚歌劇100周年合同企画 キユーピー貸切公演に行ってきた

2018年11月14日

キユーピー貸切公演 宝塚歌劇ご招待キャンペーンで当選していた、宝塚歌劇 星組公演を観に行ってまいりました。

公演はMusical『The Lost Glory-美しき幻影-」、ラテン・グルーヴ『パッショネイト宝塚!』の2本立て。

宝塚仕様のキユーピー人形の前は恐ろしいほどの人だかりでした。

ミュージカルはシェイクスピアの『オセロー』をモチーフとした作品で、建築王としてアメリカンドリームを華々しく実現させ、美しい妻(夢咲ねね)も手に入れた男・オットー(轟悠)と彼に裏切られたと思い込み、周到な準備の下、粘着質に復讐していく部下・イヴァーノ(柚希礼音)を中心に物語が展開。

ミュージカルはこれまで何度か見たことがありまして、正直、タモリと同じく突然タガが外れたように歌い出したり、狂ったように踊り出したり、大仰な台詞回しがどうも苦手だったのですが、宝塚歌劇のミュージカルは不思議と苦手意識を感じることがなかったです。

男役の轟悠や柚希礼音は男装をしているだけで当然ながら男ではないのですが、間違っても女には見えず、かといってキレイな顔立ちの男という風にも見えなくて、得も言われぬ魅惑的なオーラを放ちまくっていました。

男役のスターが好きな人って、女の要素も男の要素もない中性的な雰囲気が好みなのでしょうか。

「愛など愚か者が信じる幻だ」とか「この淫売女がぁ!」など、ドロドロしたブラックな台詞を口にしても野卑の欠片も感じられないのは、さすが宝塚だと感心しました。

夢咲ねねは可愛らしくて女性らしさ全開で、体が恐ろしく柔軟なので踊る姿が様になっているってもんじゃなかったです。

後半のラテン・グルーヴ『パッショネイト宝塚!』は衣装が奇抜かつド派手で、大音量の音楽がずっと鳴り響いているため、目と耳と脳の疲労がハンパなかった・・・

しかし柚希礼音の圧倒的な存在感や夢咲ねねの柔軟性が炸裂しまくった華麗なダンス、(たぶんほぼ全ての)出演者の眩いばかりの笑顔と白い歯と姿勢の良さに心を奪われまくり、いつの間にか疲労など気にならなくなっていました。

いや~、宝塚歌劇のインパクトというか、観客を惹きつける力は凄まじいものがありますね。

外で出待ちしているパッショネイトなファンほどの情熱はありませんが、機会があればまた観劇してみたいです。

出待ちのファンはみんな同じ色の服(黄土色っぽい色)を着ていて、ちょっと宗教っぽかったです。

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